ありのまま起こったことを話すぜ!

子供はいつか大人の正体を見抜く。大人にも神のような知性はないこと、常に賢明な判断をするとは限らないこと、ときには考えを誤ったり、不公正な結論を得たりすること。そのことに気づくとき――小さくて真剣な顔にそんな考えがふと浮かぶとき――子供の世界は瓦解し、恐慌状態が支配する。神々は堕ち、あらゆる安全が消滅する。神は少しずつ堕ちるのではない。必ず一気に堕ちて、木っ端微塵に砕け散るか、緑の汚泥の底深く沈む。その神が以前の姿を取り戻すことは難しく、かつての輝きは絶対に戻らない。完全無欠だった子供の世界はもはやなく、痛みを伴う成長がそこにある。

――ジョン・スタインベック著「エデンの東1」(早川書房)第3章第2段落より引用――

皆さまこんにちは。りっちです。
こまっちゃんに代わり、執筆させていただきます。

現在、ヤングリにて何かしらの役職を持っているわけではないですが・・・
個人的には「気候変動対策本部座長」や「ロビー活動担当」であるかと思います。
MAKE the RULEでは磐石な知識の下で気候ネットワークとの連携を高めたり、また内閣官房公式の公聴会にて発言する機会を得たりなど、
自分の実力が全てではないにしろ、周りの環境に囲まれ非常に多忙な日々を送ってきました。

そんな私がふだん、何に夢中になっているかといいますと

はい、野球観戦です。
バットで素振りorスクワットをしながら、テレビで巨人戦を観戦するのは日課となっています。
そんな中起こった、この奇跡的な逆転3ラン。
投げている岩瀬仁紀選手は「死神」とまで呼ばれている日本トップレベルの抑え投手。
打者の亀井義行選手は第2回WBCに呼ばれていながらも控えでした。WBCでは1試合のみの出場で、役割を果たしていながらも他の選手に隠れがち、あまりぱっとしなかった選手ですが、努力はこのように大きな結果となって返ってくる。だから野球って面白いんです。




さて、このまま終わっては何のための日記かということになるので、一つ重いテーマを。

インフルエンザ問題です。

ここ数年になって特に変異が目立ってきたインフルエンザに対抗するため、世界中でインフルエンザと闘う姿勢が見られています。
わが国の政治の現場ではなんと、2009年予算で598億円(08年度の約10倍)の関連予算が盛り込まれるなど、莫大な対策に労力をもっていかれている有様です。
産業界でもインフルエンザによる経済的損失はケタ外れの額(日本で80兆円)に上ることが指摘され、イオンなどの一部の企業で先行的にインフルエンザ対策が実行されています。

そのインフルエンザが流行しやすいのは、人口密度の高い小中学校であるといわれます。それにもかかわらず教育制度そのものが危機に立たされているためにインフルエンザ対策が不十分となっていて、ここから社会で働く大人にも一気に流行が広がっていきます。


ウイルスは昔から、人類の敵とみなされてきました。
しかし、どんなに人類が知恵を働かせても、ウイルスの変異速度はそれを遥かに上回ります。イタチゴッコの繰り返しというものです。
そこから考えられるのは

「ウイルスと敵対するという姿勢の見直し」が必要とされているのかもしれない、という論点です。
生命倫理にも関わるこの話は非常に難解になりそうなので、今日はここまでにしておきます。


あ、ちなみにタイトルのネタが分かった方にはセブンイレブンのおにぎりでもおごりましょう(笑)