日曜日は、ラガーだよ

みなさん初めまして。
当ブログ初登場となります、JYG一期、二期と活動してましたラガーと申します。

これからしばらくの間、当ブログで偶数週の日曜日、執筆担当を仰せつかりまし
たので、どうぞよろしくお願いします。

少し自己紹介をしますと、私は現在、山本周五郎の小説『樅の木は残った』の舞
台になった伊達六二万石の地、仙台に住んでいます(ちなみにこの小説の主人公
原田甲斐の屋敷跡には、現在仙台地裁・高裁があります)。

私はこの小説に描かれた、原田甲斐のような人物が好きです。
それから西郷吉之助、吉田寅次郎村田新八、このような人物を慕っています。
歌は中島みゆき、酒は芋焼酎のお湯割、好きな言葉は「仁義」です。
以後よろしく引き立って、お頼み申します。

さて、先月政権交代がありましたね。
私は民主党では鳩山由紀夫さん、岡田さん、仙谷さんが好きです。三人とも君子
ですね。
また、自民党では谷垣さん、大島さんが好きです。
谷垣さんは私が高校生時分にあった「加藤の乱」の際に、壇上の加藤紘一に駆け
寄った多くの議員の中で、本気で泣いていた唯一の男であったことを、よく記憶
しています。
眼鏡を外しながら「だめですよ加藤さん!」、と男泣きしている場面を見て以来
、好きです。
人は純真、純情でなければならないと、私は固く信じています。

大島さんは良い意味で昔ながらの政治家然としていて、安心して見ていられます

青森県の人。絵に描いたような「自民党国対」の顔ですけど、あのにしめた佃煮
みたいな顔で、「やるべきことをしっかしやっていく」なんて言われると、「お
願いします」という気になります。真面目な人ですね。


先日、この二人が自民党総裁、幹事長となった時は僕は本当に嬉しい気持ちにな
りました。
総裁就任演説がまた良いじゃないですか。

「みんなでやろうぜ!」

さすが孔孟の徒、谷垣さんです。
僕は、谷垣さんという人は孔門十哲で言えば徳行の人、閔氏ケンに近いんじゃな
いかと思ってます。有徳の君子だけれども、子路のような派手さ、勇猛さはなく
、正名を重んじるような礼の人という感じがしています。さて、それで一党をど
う動かしていくのか、谷垣さんから勉強していくつもりですが、そんな時に出た
あの「みんなでやろうぜ!」。

普段はきっと大きい声を出すような人じゃないと思います。
ただ、座右の銘が「洗心」なんですよね。これは陽明学者の大塩中斎の「洗心洞
」に由来しているのかと考えたのですが、そうすると谷垣さんも陽明学から何ら
かの影響を受けているのかもしれません。

大道をゆく者は、一人で行くも少なしとせず、千万人で行くも多しとはしない。

そんな意味の王陽明の言葉がありましたが、党総裁という孤独な立場に立つ者に
は、まさに座右に置くべき言葉なのだと思います。

「みんなでやろうぜ」

胸に一つの光を抱くものは、その光を信じて歩いていくべきです。
その道を歩んでいけば、いつの間にか、かけがえの無い仲間が、ともに歩いてい
る。

いつも前向きに、純粋に、朗らかに。
そしてやっぱり、「みんなでやろうぜ!」