高尾山天狗裁判×裁判傍聴ツアー

こんばんわ。オスカーです。

無事、皆さんのご協力で、ヤングリブログが動き出しましたね。
社会人メンバーも入って、活気が出てきました。

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(やんぐりにゅーす)

以下の予定で、ツアーを組むと思うので、
都合がつきましたら、裁判傍聴に行きましょう。

10月22日(木) 民事裁判 高等裁判所
10月28日(水) 行政裁判 地方裁判所

時間は、今週中に裁判所に電話して確認します。

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■ヤングリ回顧録

社会人メンバーが自己紹介しているのを見ながら、自分がどのようなきっかけでヤングリに関わっているかを、思い出してみました。

浪人中、環境問題が相当厄介な問題だと知り、大学では環境の勉強をしたいと考えました。ただ、政治や経済の問題では、結局はパワーバランスの問題に行き着くから、自然科学や科学技術のアプローチじゃないと、解決は不可能だ!、という見事な思い込みで、農学部を選択しました。

さて、農学部は、農学という学問をやるところです。

農学の当初の目的は、農業と林業という産業をいかに成長させるかでした。歴史的には、品種改良だったり、どのような環境だと生産量を最大化できるかというところに、研究の重点が置かれてきました。そして、時代とともに、バイオテクノロジーや環境、地域活性化などに重点は推移していきました。

そのような背景もあり、私のいた学部は、水・大気・土壌についての基礎科学といった要素が中心を占め、私の研究室における専門は「酸性雨」となったのでした。

問題は、こういう基礎科学に特徴的な、「測定+解釈」といったアプローチがどうしても好きになれなかったことです。後、2年間、こんなつまらないことをやるのだろうかと、大学3年の頭にかなり悩み、学外のセミナーに足を運ぶようになったのでした。(まぁ、今にして思えば、石の上にも3年だよ、という諌めの言葉を投げかけたくもなりますが。)

そんな中、大学3年の夏、

 2006年7月24日
『「ドイツの環境教育」セミナー&ドイツ交流会』byエコロ・ジャパン

すごく内容の充実したセミナーで、目が開かされる思いでした。
ここで、ラガーと出会ったのでした。

そして、
 2006年7月29日
第1期ヤングリ 第4回全体ミーティング

場所は確か、飯田橋

今にして思えば、3つのグループに分かれて、
ゼミのような、勉強会のような催しをやっていたと思います。

「暗中模索」という感じでしたが、個人的には、文型っぽい人の考え方に触れることができて、本を読む動機付けになったのが大きな収穫でした。

 経済学、哲学、エネルギー論、国家論 云々


そして、大きなイベントは、

 2007年2月4日 
第1回グリーンズ・プロジェクト 〜日本を変えた環境政策

環境基本法、日本独自の法律とも言われる容器包装リサイクル法、を付け焼刃ながら、一生懸命勉強しました。

当時大学3年の私は、研究室の先生との関係で苦しんでいたので、かなり受け身だったけど、本当に素敵な仲間と出会えたなぁ、というのが一番印象的でした。イベントというのに関わるのが初めてだったので、周りの人たちのスキルの高さに圧倒されっぱなしだったなぁ。

とまぁ、ただ思い出を振り返っているだけになってますが、「継続は力なり」というのが、2009年10月現在の雑感ですね。

さて、先月にブログに書いた企画を、現在実行に移しています。


■高尾山天狗裁判 『一生に一度は、裁判を傍聴してみよう!』

詳しくは、
http://homepage3.nifty.com/takaosan-tengusaiban/gyo-sei.html
を見ていただきたいのですが、高尾山に圏央道という幹線道路が建設されるという計画をめぐって起こった住民による反対運動です。

事務局の方に昨晩、電話で話を聴いたら、
10月22日(木) 高等裁判所
10月28日(水) 地方裁判所
というスケジュールでした。順序が逆なのは、2つの訴訟が平行して行われているからだろうと、推測しています。

近いうちに、裁判所に電話で確認しますが、第一審の判決が民事訴訟で行われているとHPにあるので、22日の方が民事訴訟でしょう。よって、28日が行政訴訟

民事訴訟

裁判所が私人の要求に基づき、法律を適用して当事者間の私法上の権利関係を確定し、紛争を解決する法律的手続き。

行政訴訟

公権力の行使の適法性を争い、その取消し・変更などを求める訴訟、公法上の法律関係に関する訴訟等がある。


事務局の方によると、国土交通省の担当者が出てくる28日(水)の方が面白いとのことでした。また、22日は、ラガーの知り合いの章子さんが法廷に出るそうです。


つねきちのブログを読んで

「何が良いか」というのは、難しいよね。
確かに、良心の庇護のもと、大学行かせてもらっている身分としては、悩むよね。

まぁ、人生、天気予報みたいに、晴れの日もあれば、台風が吹き荒れるときもあるから、特に何もしないというのも素敵な時間なんだと思う。

色々な情報を総合した結果、大学では、「恩師と友だち」が見つかればいいのだろうな、と最近は考えがまとまってます。

そういえば、吉本隆明の娘さんが、こんなことを書いていました。

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夢をかなえるのなんだ言っても、毎日はとても地味なものだ。
準備、掃除、肉体労働、疲れとの戦い、先のことを考えることとの戦い。
小さないやなことをなるべく受け流して、よかったことを考え、予想のつかない忙しさを予想しないようにして、トラブルにはその場で現実的に対処する。そういう細かいことにひたすら追われるだけだ。
それが、つまり夢をかなえると世間で言われていることの全貌だった。

『海のふた』

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