ドイツの農村にて

オスカーです♪
ちまきさん、ブログありがとうございます。元気そうで何よりです。一度海外の大会に行っていると、緑の党に対する見方が立体的になるのかなぁ、なんて思ったりします。
さて、今日は教授と研究の進捗を相談したあと、教授の部屋でゼミのメンバーと恒例の飲み会をしました。山崎豊子松本清張が話題になり、彼らの社会問題に対する意識や人間の弱さや悪というものに対する眼差しについて、みんなで評論を加えていました。最近はめっきり小説を読んでいませんが、また読みたいな。昔読んだ本を読み返したりするのが今は良いかもしれない。自分が変わってく中でも、忘れてはいけないものを思い出したりするかもね。
後、うちの指導教官は京都大学で、フォイエルバッハの研究をしてたんだけど、今日はその話題になりました。ドクターの先輩の発表で、フォイエルバッハの有名な一節を引用してたからです。フォイエルバッハと言えば、ヘーゲルというドイツの哲学者を批判したり、近代批判チャンピオンのマルクスに影響与えたりしてるけど、有名なのはキリスト教批判です。19世紀にキリスト教を批判するのは、戦前に天皇制を批判するようなものです。まぁ、彼も馬鹿じゃないから、著者の名前を伏せて発表したんだけど、見事に警察にバレて、大学の職につけなくなってしまいました。
でも、素敵な奥様を見つけて、田舎に引っ込んで、著作活動を続けたらしい。実は良かったのかもしれないね。ある時期に不遇でも、どこかできっと道は開けるのかな。
もう師走。2009年の残りも大切に過ごしましょう。
COP15も上手くいきますように。政策担当者や外交官の調整がスムーズにすすみますように。みんなの健康が守られますように。。。