オスカーです♪
地球環境問題を生物多様性の面から考えるのには必読としばしば言われる、生物学者のE・O・ウィルソンの本を読み始めました。タイトルはその名も、『生命の多様性』(The diversity of life,1992)です。まず、本のはじめにあるカラーの写真にすごく引きつけられました。色とりどりの昆虫や荘厳な熱帯樹林。何で、熱帯地方の生物たちは、あんなにダイナミックなんだろうか。

まだ一度しか行ったことのない外国のインドネシアを思い出します。ジャカルタの南のボゴールという場所に世界的に、有名な植物園があるんだけど、50メートルの木々を見上げて、そのスケールの大きさに圧倒されました。すぐ近くの王宮宮殿で、ブレア首相を見たことの方が印象に残ってるけどね。公園という意味では、日本の新宿御苑は相当立派だけど。
さて、本の内容は3つのパートに別れています。最初の2つのパートでは、生物世界のめくるめく出来事が著者のエッセイ風の文章で綴られていきます。最後のパートは、人間がもたらす影響が書いてあります。

まずは生物多様性の価値を深く知ることかな。すると、いつかとめちゃんが言っていたような、問題意識というのも持てるようになるかもしれない。その上で、今の環境倫理(世代間倫理)の論文を書かないと、とんだ茶番になってしまうからね。今専攻してる分野は、近代哲学をやってた人たちが、時代の要請を受けて、何となく「環境」というキーワードを取り入れている人が結構いるので、(だから、結局、カントとか、ヘーゲル云々で、ろくに、レオポルドも、ウィルソンも読んでない人が結構いるんだけど)そのような流行追いかけ人にはならないように気をつけます。

さて、第1章で、すでに引き込まれてますが、今日も携帯でブログ書いてて、十分な引用ができないのが残念(>_<)。アリという昆虫の生態系は本当に興味深いです。子どもの頃、図鑑で夢中になったものです。

次週以降、PCが治りますように♪