CSRとは?(0)

企業の社会的責任とは。とめです。曜日の違う日に書いています。

就職活動をしていて、企業側からCSRを紹介されることもありました。また、その中で印象に残った言葉に、
CSRって、課外活動ではないですよ。」
というものがありました。つまり例えば、Tシャツを作っている会社が事業と関係のないところで植林活動をする、などではないと。(その企業のCSRは中小企業の活性化で日本工業を再興する云々…というものだったと思います。)CSRは事業を通じて社会にどう貢献するか、ということだと言っていたと思います。

今日は電車の中でこのような就活の一場面を思い出しながら、やはりその企業の人が言っていたのは違うな、と思いました。本当のCSRは企業活動による経済効果(企業の存在意義)に伴う外部不経済をちゃんと認識して、自らが起こした外部不経済に責任をもって問題を解決する活動をすることだ、と思いました。

例えば、日本はエビの養殖でマングローブ林を破壊していると悪評高いですが、エビの買付企業が関係なく多摩川あたりの清掃活動をやってもそれはCSR活動ではない、というのが先の企業の人の論理だと思います。その点は賛成。でもエビを日本に安定的に供給することで日本の食文化を守る、という企業の使命を達成するのが企業の社会的責任、という訳ではない。その点は先の企業の人の論理に反対。エビの養殖でその周辺に被害が出ているなら、企業のCSR活動の1つとして、マングローブ林の保護だと思います。
いや、それともそもそも自らが引き起こした問題を自分で解決するのはCSRに入らないのかな…。そうするとCSRは事業の延長線上にさらにプラスして行う活動になるのだろうか…。と色々考えていたら改めてCSRを勉強したいと思いました。CSRという言葉が広まって数年経つのできっとCSRについての見識等も深まっていると思われるので。

大和証券がインターネット上にCSRについてまとめていますので、今後少しずつ勉強してここに感想を書きたいです。
http://www.daiwa-grp.jp/branding/csr/
以前大和証券をヤマト証券と読んだのを訂正されて、ひじょーに恥ずかしかったです…。

CSRで有名なのはマイケル・E・ポーターという教授。CSRを広め、戦略的CSRという言葉を使っています。



追記のひとこと。ふいに宮沢賢治の「永訣の朝」を思い出して感動しました。抜粋紹介しようと思ったのですが元の良さを損ないそうで止めました。妹の言葉を健気と受け取った兄が妹を想う愛に感動。わたくしも まっすぐに すすんでゆくから というとこが浸みました。